治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.135】過去に椎間板ヘルニアの外科的手術をされた患者様

患者様

50代 男性

2023年9月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4,4/5)に椎間板ヘルニア・椎間板膨隆による脊柱管狭窄が認められます。

治療前の経過・治療について

2015年ぎっくり腰発症、自宅安静で軽快。

2017年椎間板ヘルニアで2週間入院

2023年椎間板ヘルニアで再度2週間入院。退院後腰痛が残存していた為、ブロック注射をして少し軽快

下肢の痛みが残存している為、当院受診

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5303
治療から1週間後4202
治療から1か月後4101
治療から3か月後4101
治療から6か月後2000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療翌日に痛みが出て痛み止めを服用して落ち着いた。

1か月経過時、昼間動いていると痛みは無いが夜は痛みがある。

3か月経過時、仕事で重い荷物を持ったり前屈みになると腰の痛みが強くなる。左足の痛みは日によって変わる。

6か月経過時、前回よりは痛みは軽減してきている。

今回の患者様は、L2/3,3/4,4/5の椎間板膨隆による原因の可能性が高いと思われます。

仕事上腰への負担が高く完全に痛みが無くなることは現現在までにはありませんでした。

ただ、徐々にですが腰の痛みは軽減、下肢の痛みは快方している為、治療としての効果はあったと考えられます。腰の痛みを0にするためにストレッチなどを積極的に取り組んで頂くようにアドバイスさせて頂きました。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長